高齢化が進む現代日本。そんな中、新たなシニア世代のライフスタイルとして注目を集めているのが「推し活」です。推し活とは、特定のアイドル、俳優、アニメキャラなど、自分の“推し”を応援する活動のこと。かつては若者中心の文化とされていましたが、今では60代、70代以上のファンも珍しくありません。

本記事では、シニア世代が推し活を楽しむ方法と、そこから得られる健康効果についてご紹介します。

シニアと推し活の意外な相性

推しが生きがいに

多くのシニアファンが「推しがいるから毎日が楽しい」「生きる張り合いができた」と語っています。引退後の時間を持て余していた方が、推し活を通じて再び日々に目標を持つようになる例は少なくありません。

時間と資金に余裕がある

シニア世代は、現役世代と比べて時間の自由度が高く、趣味や娯楽に使える資金もある場合が多いです。そのため、コンサートやイベントへの参加、グッズ収集なども無理なく楽しめます。

推し活による健康効果

心の健康を守る

推し活をしているシニアは、気分が前向きになりやすく、うつ予防にもつながります。「次のライブに行くために元気でいよう」「推しの作品を楽しむために長生きしよう」と考えることが、心理的な健康に好影響を与えます。

社会的なつながりを広げる

推し活は、同じ趣味を持つ仲間と出会えるチャンスでもあります。SNSやファンイベントを通じて、年齢を超えた交流が生まれることも。孤独感の軽減にも役立ちます。

体の健康もサポート

推し活が健康に良いというのは、精神面だけではありません。イベントやライブへの参加のために体力を維持したり、推しの舞台を見に旅行することで自然と歩く距離が増えたりと、身体的な活動量が増えることもポイントです。

シニアが推し活を楽しむためのコツ

無理をせず、マイペースに楽しむ

体力やスケジュールに無理のない範囲で、推し活を継続することが大切です。SNSでの情報収集も便利ですが、情報に流されすぎず、自分のペースで楽しみましょう。

オフラインの活動も取り入れる

SNSを使わずとも、ファン同士の集まりや、映画館でのライブビューイングなど、リアルな交流の場もたくさんあります。家の近くで開催される小規模なイベントもおすすめです。

実際の声:70代女性ファンの体験談

「60歳を過ぎてからK-POPにハマり、ライブにも行くようになりました。韓国語を独学で勉強するようになり、今ではファン仲間と一緒に韓国旅行まで計画中。推しのおかげで毎日が本当に充実しています」

このように、推し活は人生の後半に新たな彩りを与えてくれる活動なのです。

まとめ:推し活で、心も体も元気に

推し活は、ただの娯楽にとどまらず、心の活力や健康増進、社会的つながりの形成にもつながる、素晴らしいライフスタイルです。シニア世代こそ、推し活で人生の新たな楽しみを見つけることができるのです。

「もう歳だから」ではなく、「今だからこそ」始めたい、それが推し活なのです。