「推しのグッズを紹介したらアフィリエイト報酬が入った」
「SNSでファン活動していたら企業から案件が来た」
近年、「推し活」と「収入」が結びつく場面が増えています。

SNSの発展やファンダムの多様化により、ファン活動が副業になるケースも少なくありません。
しかし、そこには労働法や副業規定、税金といった“法律の壁”が立ちはだかることも。

この記事では、ファン活動が副業となるときに知っておきたい労働法の基礎知識注意点を、初心者にもわかりやすく解説します。

そもそも推し活が「副業」になるってどういうこと?

推し活と収入のつながり

本来、推し活は「応援」や「趣味」の範囲ですが、次のようなケースでは収入が発生するため、法律上「副業」とみなされる可能性があります。

  • YouTubeやTikTokでの収益化
  • ブログやSNSでのアフィリエイト収入
  • ハンドメイドグッズの販売
  • ファンアートの依頼販売(有償リクエスト)
  • イベント運営や推し活代行

たとえ小額でも、継続的にお金が入る場合は「業務性あり」と判断される可能性があります。

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副業とみなされるときのポイント

① 雇用形態との関係

もしあなたが会社員やアルバイトとして働いている場合、所属先に「副業禁止規定」があるかどうかを確認する必要があります。

副業とみなされる基準

  • 継続的な活動であること
  • 収入を目的としていること
  • 会社に報告せずに行っている場合、就業規則違反となる可能性も

※公務員や一部企業では法律や規則で副業が厳しく制限されています。

② 学生でも注意が必要

学生の中には、YouTubeやイラストの販売で推し活をしながら収入を得ている人も多くいます。
アルバイトと同じく、年間の収入が一定額を超えると、確定申告税金の申告義務が発生する場合があります。

労働法に関連する注意点

1. 労働基準法の適用はある?

労働基準法は「雇用契約」に基づく労働に適用されるため、個人で行う推し活(動画投稿、SNSなど)には直接適用されないことが多いです。
ただし、企業と業務委託契約を結ぶ場合は、契約内容や報酬の取り決めが重要になります。

2. 著作権・肖像権も注意!

推しの画像やロゴ、音楽などを無断で使用して販売・収益化すると、著作権侵害や肖像権侵害に該当する可能性があります。
ファン活動であっても、収益が発生する場合は特に慎重な対応が求められます。

推し活で副業収入がある場合にやるべきこと

✅ 副業申請・確認(会社員・アルバイト)

所属企業に副業が許可されているか、事前に確認しておきましょう。
報告義務がある企業では、届け出を怠ると就業規則違反となることもあります。

✅ 税務署への確定申告

年間の副業収入が20万円を超えた場合は、確定申告が必要になります(給与所得以外の収入として申告)。

  • アフィリエイトや動画収益も対象
  • 必要経費を差し引いた後の所得額で判断

※学生や主婦の場合も、収入額によっては申告が必要です。

法律と上手につき合いながら推し活を楽しもう

推し活で収益が発生することは、ファンとしての熱意が形になったとも言えます。
しかし、その収益化には責任法律の理解が伴います。

「知らなかった」「趣味だから」で済まされないケースもあるため、以下のような姿勢が大切です。

  • 収益のある活動はしっかり記録を残す
  • 所属先に副業規定があるか確認
  • 契約や著作権の基本を押さえる
  • 法律的に不安があれば専門家に相談する

まとめ

推し活が「副業」となる時代。
応援のカタチが多様化する一方で、法的なルールを知っておくことも重要です。

ルールを守りながら、あなたらしい推し活ライフを築いていきましょう!

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